全 国 巨石磐座 探訪記 |
巨石 磐座 |
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所在地;兵庫県神戸市北区有馬町 |
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太閤橋 |
有馬温泉は、古代、大己貴命と少彦名命が山間の有馬の里に立ち上る湯煙を発見したのが始まりとされている。奈良時代に行基という僧が温泉の医療効果を認め温泉寺を建立した。後に豊臣秀吉が度々有馬を訪れて茶会を開くなどして繁栄をもたらした。そのためか温泉街の通りの一つに太閤通りがあり、有馬川にかかる橋の一つには太閤橋と名が付けられている。 |
太閤橋 |
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袂石はその太閤橋のすぐ近くにあり、通りを散策していれば自然に目に入る。 傍らの看板によると、この地の殿様が弓と白羽の矢を持ち有馬の山で鷹狩りをしていると、山中で怪しげな美少女に出会い、矢を放った途端に目がくらみ落馬してしまう。じつは少女は湯泉神社の女神で、矢を放たれて逃げるとき、袂に小石を入れてそれを殿様に礫として投げたという。その小石が時と共に大きくなって現在の巨石になった、と伝えられる。袂石または礫石と呼ばれるこの巨岩には女神の力が宿っているという。 |
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有馬の温泉街は平日でも大変賑わっていて、若い人たちも多く人気がある。 袂石の周辺も人通りが絶えないが、その内どれほどの人が、この伝説の巨岩に関心を持つのだろうか。 |
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仏座巌 |
袂石と隣り合って仏座巌という巨岩があるが、こちらは19世紀初めの大洪水によりほとんど土中に埋まっていて、頭頂部しか見えない。だが傍らの説明板には由来が詳しく書かれてはいる。これを掘り起こして全体を鑑賞できる日が来ることを願ってやまない。 |
仏座巌 |
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参考文献; |
現地説明板 有馬温泉観光協会・発行「有馬温泉観光パンフレット」 ウェブサイト「有馬温泉ナビ」http://arimaonsen.sakura.ne.jp/ |
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